南十勝酪農ヘルパーの1日

眠い目をコーヒーで覚まして

朝5時からの作業開始にあわせ、だいたい朝4時ごろに起床。コーヒーを一杯飲んでその日の現場へ。同じ朝4時でも時期により明るさが全然違うため、目覚めとともに季節の移ろいを感じることができます。牧場まで近いと10分、遠いと35分ほど。移動中の車中で突然のお悩み相談になることも?!そういった時間も素敵な思い出に。

日中は贅沢なフリータイム

勤務時間は1日2回(朝5時~9時、夕方16時~19時30分)。その間は自分の時間。どのように過ごすのかは自分次第です。会社勤めでは果たせないような「毎日釣り!」など趣味の時間を持てる贅沢タイム。有給と合わせてフリータイムを長くすることも。酪農ヘルパーに多趣味な人が多いのは、こういう理由かも。

1日の流れ

  1. am4:00起床
  2. am7:00餌やり
  3. am9:00搾乳
  4. Break time休憩
  5. pm16:00餌やり
  6. pm17:00搾乳
  7. pm19:30作業終了

加盟している酪農家

酪農ヘルパーだから
学べる!経験できる!

飼育方法

大きく分けて牛舎は「繋ぎ飼育」と「フリーストール」で分けられます。その上で、放牧を取り入れていたりと、飼養方法が細分化されます。どちらの方法が良いということはないですが、それぞれで特徴が違うのは確かです。牧場ごとに牛の性格が違ったり、楽しい発見もあります。

搾乳

ミルカーと呼ばれる搾乳機を一頭一頭に装着する方法と、搾乳ロボットが24時間いつでも自動で搾乳するロボット搾乳機、そして、搾乳するときに牛が搾乳スペースに集合するパーラー形式というものがあります。

搾乳方法

ここでは南十勝で代表的な3種類の搾乳スタイルを紹介します!

ミルカー

Step1 乳頭を綺麗に拭くのと同時に「これから搾るよ!」の刺激を与えます
Step2 前絞りで乳質に異常がないかチェック!
Step3 ミルカ―をいよいよ装着

パーラー

Step1 搾乳の時間になるとパーラーに牛が集合します
Step2 乳頭を綺麗にして
Step3 搾乳機を装着します

ロボット搾乳機

Step1 搾乳中は右手からペレットが出てきています
Step2 乳頭の清掃から搾乳機の装着まで全自動!

働く機械たち

牛が過ごしやすい環境を整備するための専用機械が、牛舎には数多くあります。南十勝エリアでよく見る機械たちを紹介します。

自動餌寄せ機
サイレージなどを定期的に牛の近くに寄せます
自動徐糞機
フリーストール内を定期的に横断し、床の糞を綺麗にします
電動たわし
手が届かない背中やお尻をマッサージ!
加盟酪農家:190戸
飼育頭数:36,000頭